2020年から小学校で必修化 将来役立つプログラミング学習

公開日:2022.05.26
2020年から小学校で必修化 将来役立つプログラミング学習

プログラミングで身につくスキルや、ゲームで楽しく学ぶ方法

「AI」や「IoT(Internet of Things)」といった言葉を耳にする機会が多くなったことからもわかるとおり、私たちの身の回りには最新のテクノロジーがあふれかえっています。2020年度には小学校でプログラミング教育が必修となるなど、今の子どもたちは親世代とは違ったスキルを身に着けていくことが求められていくでしょう。 そこで今回はプログラミング必修化を踏まえたうえで、プログラミングを学ぶことで得られるメリットや、子どもが楽しく簡単にプログラミングを体験する方法をご紹介します。

プログラミングはなぜ必修化されたの?

日本の小学校では、2020年度からプログラミング教育が必修化されました。以降の内容を深く理解するために、まずは小学校でプログラミングが必修化された背景を確認しておきましょう。

文部科学省が発表している「小学校プログラミング教育の手引」では、小学校にプログラミング教育を導入する理由を以下のように紹介しています。

  • 今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されている
  • コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組を知ることが重要。つまり、コンピュータの「プログラム」を知る=プログラミングを学ぶことが重要となる
  • プログラミング教育は子どもたちの可能性を広げることにつながる

手引全体の内容を上記に加えてまとめると、小学校のプログラミング教育の目的は「プログラミングに慣れ、プログラミングに使う思考力や判断力を養うこと」になります。

小学校の段階では、プログラミングのスキルを身につけたり、プログラミング言語を覚えたりすることは想定されていません。あくまでコンピュータの仕組を理解するためにプログラミングに触れ、将来に向けての準備をさせるという位置づけなのです。

プログラミングを学ぶメリット

続けて、プログラミングを学ぶことで得られるメリットをご紹介します。なお、先ほど小学校での必修化についてご紹介しましたが、以下のメリットはもちろん中学生や高校生、ひいては大人でも得られるものです。

論理的思考能力を
身につけられる

プログラミングは、「人間の言葉をコンピュータにもわかるように変換する作業」と言い換えられます。

コンピュータは“曖昧さ”が苦手であり、プログラミングでは論理的かつ厳密な指示を出さなければなりません。なにかしてほしいことがある場合には、「Aという動作を○○回繰り返して、○○秒待ったあとにBという動作を……」と順序立ててプログラムを書く必要があるのです。

そのため、プログラミングを学ぶことで、物事を順序立てて考える「論理的思考能力」を身につけられる効果が期待できます。

問題解決力を鍛えられる

論理的思考能力と同様に、問題を解決するための力を鍛えられるのも、プログラミングを学ぶメリットの一つです。

先ほどご説明したとおりプログラミングは、自分の言葉を、コンピュータにもわかる形に変換する作業です。その過程では、どのような目標を・どのように解決するのかといった定義づけをする必要が生まれます。また、コンピュータが思ったとおりに動いてくれない場合には、原因を探り当て、対処しなければなりません。

こうした「問題を見つけて対処するための能力」は、プログラミング以外にも活用できると言えるでしょう。

キャリアの選択肢が増える

近年、プログラミングスキルを持ったIT系の人材は、企業からの需要が多く売り手市場だとされています。具体的な職種は次に詳しくご説明しますが、早い段階からプログラミングを学ぶことで、キャリアの選択肢を広げられる可能性が高まると言えるでしょう。

加えて、自分の業務がプログラミングに直接関係しない職種でも、身につけた論理的思考力や問題解決力を活かせる場面は少なくありません。また、IT業界などでは、営業などの職種でもある程度プログラミングの素養が必要になることも考えられます。

プログラミングを学ぶことで開ける将来のキャリア

メリットの項目で触れたキャリアの具体例を詳しく見ていきましょう。プログラミングが活用できる代表的な職種には、次の4つが挙げられます

Webプログラマー

Webサイト(ホームページ)のプログラミングをする仕事です。プログラミング言語を使ってWebサイトを組み立て、私たちの目に見えるような形に仕上げるのが主な役割になります。

アプリケーションプログラマー

パソコンやタブレット、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン向けのアプリをプログラミングする仕事です。例えば「YouTube」といった動画サイトなど、Webサイト上で動作する機能もアプリケーションに含まれます。

システムエンジニア(SE)

「SE」と呼ばれることも多いシステムエンジニアは、「どのようなシステムをどのようにプログラミングするか」といった“設計”の部分を担当する仕事です。プログラミングスキルに加えて、システムの制作を依頼する顧客とのやり取りも必要になることから、一般的にはプログラマーの上位職とされています。

インフラエンジニア

「サーバー」をはじめとした、システムやインターネットが正しく動作するための基盤(インフラ)を整備する仕事です。 繰り返しになってしまいますが、これらはすべて高い需要がある職種です。また、収入面でも比較的優遇されており、専門的なプログラミングスキルを身につければ大幅な収入アップが期待できるのも魅力と言えます。 総じて、将来のことを考えるのであれば、プログラミングを勉強するのはメリットの大きい選択肢であると言えそうです。

繰り返しになってしまいますが、これらはすべて高い需要がある職種です。また、収入面でも比較的優遇されており、専門的なプログラミングスキルを身につければ大幅な収入アップが期待できるのも魅力と言えるでしょう。例えば次のような職種は求められるスキルが多い分、好待遇を受けやすい傾向にあります。

  • ITコンサルタント
  • プロダクトマネージャー(PM)

総じて、将来のことを考えるのであれば、プログラミングを勉強するのはメリットの大きい選択肢です。

プログラミングを学ぶ方法

プログラミングを学ぶための方法としては、どのようなものがあるのでしょうか。

小学校で必修化されたプログラミング教育は、前述のとおり良くも悪くも“入門編”と言えるようなものです。そのため、ある程度本格的にプログラミングを学ぶためには、基本的に次の2つの選択肢が考えられるでしょう。

プログラミングスクールに通う

1つ目の選択肢は、プログラミングスクールに通ってプログラミングを教わる方法です。中には小学生向けのスクールなどを、習い事の一環として検討していくことになるでしょう。
プログラミングスクールに通うメリットとしては、プログラミングを1から順序立てて教えてもらえることが挙げられます。一方で、他の習い事と同様、月謝がネックになりがちです。

独学で学ぶ

2つ目の選択肢は、本やインターネットを使いながら、独学でプログラミングを学んでいく方法です。親と子どもが一緒になって勉強を進めるのも効果的です。
独学は本などの教材さえあればプログラミングを勉強できるため、比較的安価で済むのが魅力です。しかし、わからないことがあったときに質問できる人がいない点には注意が必要になります。

ゲームで楽しくプログラミングを体験!

「プログラミングスクールに通わせるお金が」「うちの子が勉強を続けられるかどうか不安」……そんなお悩みをお持ちの親御様には、まず「ゲームでプログラミングを体験させる」という方法もおすすめです。

例えばNintendo Switchの『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』といったタイトルでは、ガイドに従うだけで視覚的にわかりやすく・簡単にプログラミングを体験することができます。お子様がプログラミングに親しむための第一歩として、うってつけの方法であると言えるでしょう。

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まとめ

今回はプログラミング教育が小学校で必修化された背景や、キャリアの面を含めたプログラミングを学ぶメリットをご紹介しました。

仮に将来プログラミングとは関係のない職業に就いたとしても、プログラミングを通じて培った能力が無駄になることはありません。ぜひ皆さんのご家庭でも、お子様がプログラミングに触れるきっかけを作ってあげてみてはいかがでしょうか。