
Vol.26 2021.10.13更新
何か違うゲームがしてみたい。友達や家族と遊びたい。
でも、ソフトの数が多すぎて何を選べばいいかわからない…。
そんなあなたのために、これから遊ぶゲーム選びの参考に!
ゲオオンラインストアゲーム担当のワタクシ徳永が、おすすめタイトルを紹介するぞ!
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NintendoSwitch/WiiU/Wii/3DS/DSの任天堂機種や
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これだという1本が見つかるはずだ!!
外出自粛でも街並みを堪能 国内旅行ゲーム編
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き始めているが、まだまだ予断は許さない状況だ。 都会で街歩きしたり、遠くに旅行したりといった活動が気軽にできず、自粛続きでうっぷんがたまっている方も多いのではないだろうか。 そんな時は、ゲームで国内の賑やかな街並みに出かけて気晴らししてみようじゃないか! 今回は、高い再現度で街並みを表現した「国内旅行気分を体感できるゲーム」を紹介するぞ!


【プレイ人数】1人
【対象年齢】15才以上対象
【発 売 日】2021/7/8
【必要HDD容量】51GB以上

新たなるペルソナ!
スクランブル ザ ファントム ストライカーズ

【プレイ人数】1
【対象年齢】12才以上対象
【発 売 日】2020/2/20
【必要HDD容量】13GB以上
皆が待ち望んだ期待作として、大ヒットを記録した「ペルソナ5」。その続編であり、シリーズ初のアクションRPGとして発売されたのが、この「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」だ。
ゲームの世界観はペルソナ5をそのまま引き継いでいるため、シリーズ経験者や前作をプレイしている人であれば、スムーズにゲームに入っていくことができるだろう。またゲームシステムそのものも、アドベンチャーパートで仲間と絆を深め、アクションパートではダンジョンに潜ってエンカウント方式でバトルをする、というのもシリーズお馴染み。ただ、前作では東京が舞台になっていたが、本作ではそれに加えて仙台や札幌、沖縄に大阪など、日本全国を舞台にしているのもうれしいポイント。自分の知っている街がゲーム出ると、何となく誇らしい気持ちになるのは、筆者だけではないはずだ。
そして、本作最大の注目ポイントとなるのが、バトルである。今まで硬派なRPGとして歴史と歩んできたシリーズに、アクション要素なんて追加して面白くなるのか、と疑問に思った人も多いとは思うが、安心して欲しい。本作のバトルシステムを手掛けているのは、なんと無双シリーズでお馴染みのω-Force。簡単操作で敵をバッサバッサと切り伏せていく独自の爽快感を、本作でも遺憾なく発揮してくれている。一方で、ペルソナらしい「属性」であったり「総攻撃」であったりといった要素が見事にミックスされ、その完成度は非常に高い。
RPG好きの人も満足できるし、アクション好きの人も満足できる。そんな一石二鳥な作品だ。
無双シリーズ並の爽快感 | ★★★★★ |
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ビジュアルの完成度 | ★★★★★ |
ご当地アイテムにニヤリ度 | ★★★★★ |


【プレイ人数】1人(オンライン対応1人)
【対象年齢】17才以上対象
【発 売 日】2020/1/16
【必須HDD容量】36GB以上
ペルソナがRPGからアクションになったのとは逆に、アクションからRPGへと生まれ変わったのが、この「龍が如く7 光と闇の行方」だ。ヤクザゲームの金字塔として長く愛されている本シリーズだが、今作では主人公も変わり、ある意味新シリーズのゲームになったと言っても過言ではないだろう。
正直、歴史のあるシリーズは、安定感はあるものの代わり映えがしないという弱点もある。筆者にゲーム開発の経験はないが、シリーズものを手掛ける開発者は、常に「シリーズらしさ」と「目新しさ」の案配に苦労しているはずだ。
そんな中で、この龍が如く7の案配の素晴らしさと来たら、筆舌に尽くしがたいものがある。RPGになったことで、バトルの爽快感は残しつつも、その一方でド派手な必殺技や個性豊かな仲間たちとの共闘など、これまでの龍が如くに無かった要素を見事に追加してくれている。新たな主人公のちょっと抜けた感じも魅力的で、シリーズ恒例のちょっとバカバカしい演出もほどよくマッチ。
もちろん、これまでの作品でも人気のあった各種ミニゲームの要素や、ほどよく再現された街並み(本作は横浜の伊勢佐木町がモデル)も健在で、安心の出来栄えだ。
主人公も変わり、システムも変わったからこそ、はじめてシリーズをプレイするという人も気軽にチャレンジできるだろう。またシリーズ経験者は、生まれ変わった龍が如くをプレイすることで、新たな楽しさに出会えるはずだ。
街の再現度 | ★★★★★ |
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ミニゲームの充実度 | ★★★★★ |
ホームレスの魔法使い度?? | ★★★★★ |


【プレイ人数】1人
【対象年齢】15才以上対象
【発 売 日】2021/5/20
【必要HDD容量】8000MB以上
オタクカルチャーの中心地でもある秋葉原を舞台に、「カゲヤシ」と呼ばれる吸血鬼とバトルする異色のアクションアドベンチャー「AKIBA’S TRIP ファーストメモリー」。2011年に発売されたゲームのHDリマスター版なので、登場する秋葉原の街並みは駅前の再開発が進む2011年頃の景色そのものだ。
秋葉原のマップから行きたい場所を選択し、その範囲を自由に探索するというのが基本のアクション。メイドカフェの店員やコスプレイヤー、オタク小僧に観光客の外国人と、カオスな活気にあふれる街並みに「ああ、秋葉原ってこうだよなあ」と思わず感嘆してしまうはず。
そして、街を探索しながら吸血鬼であるカゲヤシを倒すというのがこのゲームのミッションだ。普通、敵を倒すためには剣や銃を使って物理的に攻撃するものだが、カゲヤシは日光に弱いという特徴があるため、なんと服を脱がして倒すのである。「ミラースナップ」というスマホの機能を活用して、一般人に紛れ込むカゲヤシの服をどんどん脱がしていく「ストリップアクション」。ワケが分からないが、実際にプレイしてみると何とも興奮する。
逆にカゲヤシから自分の服を脱がされてしまうこともある。主人公が女の子ならドキドキものだが、このゲームの主人公は男の子。しかも、カゲヤシの血を受け継いでいるという設定なので、すっぽんぽんになるとゲームオーバーになってしまう。10年前の懐かしい秋葉原の街並みを楽しみながら、謎に服を脱がせ合うアクションバトルが楽しめるという中々ディープなゲームである。
懐かしの街並み度 | ★★★★★ |
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アクションの爽快感 | ★★★★★ |
トリップよりストリップ度 | ★★★★★ |


【プレイ人数】1人
【対象年齢】12才以上対象
【発 売 日】2021/7/27
【必須HDD容量】10GB以上
2007年に発売された人気アクションゲーム「すばらしきこのせかい」から14年の時を経てリリースされた「新すばらしきこのせかい」。忠実に再現された大都会・渋谷の街が舞台で、死神ゲームに挑みながら街中でバトルを繰り広げるというもの。特徴的でポップなキャラクターデザインや石元丈晴氏のカッチョイイ音楽も健在で、スタイリッシュな世界観にテンションアゲアゲになるはずだ。
バトルは比較的シンプルな操作。しかし、とっても奥深い。サイキック能力が秘められたバッジを使いながらバトルするのだが、敵に大ダメージを与える「シンクロコンボ」を発動させるためには、コンボフィニッシュを決めてゲージを貯めてマッシュアップバッジを使用可能な状態にする必要がある。シンクロコンボの条件を念頭にバッジやゲージをやり繰りして、ついに発動できた時の爽快感ときたらこの上ない!
渋谷の街には飲食店やアパレルショップなど様々な店があり、個性豊かな店員とコミュニケーションをとることができる。性格や生い立ちといった設定もしっかりと練られており、街の人たちに自然と愛着がわいてくるのだ。飲食店ではおいしそうな料理を食べることで、バトルのパラメータが上昇するという仕組み。戦って食べてまた戦ってと、何ならもはや、うまいごはんを食べるために戦ってるという感じ。この流れがなんとも楽しくやりこみたく要素なのだ。「すばせか」ファンも初プレイの方も大満足できる、面白い&楽しい要素たっぷりなゲームである。
オシャレ度 | ★★★★★ |
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バトルのスカッと度 | ★★★★★ |
マネキン買いの安心度 | ★★★★★ |

変なゲームである。本当に変なゲームである。だが、それが面白い。言うなれば、「ときメモ」と「グーグルマップ」と「ツイッター」を足したようなゲームだ。
ルポライターの主人公となって、岐阜県をバイクで旅をしながら、土地の魅力を発信していくのがゲームの骨子。そこにプラスアルファの要素として、ヒロイン達との恋愛も楽しむことができる。ただ、正直それだけを聞くと、何とも味気ない普通のアドベンチャーゲームに感じるだろう。しかし本作は、なんとキャラクター以外のほとんどが実写の映像となっており、大げさでなく本物の岐阜県をツーリングすることができるのである。
筆者も最初その情報を聞いた時は「なんだそのグーグルマップみたいなゲームは?それでプレイが成立するのか?」と思ったものだが、杞憂も杞憂。元々ドライブが好きということもあり、実写映像で淡々と道を走っているだけでも面白い。田舎道もいいが、意外と国道沿いなんかでは地方出身者にはおなじみの飲食店が軒を連ねていたりして、なんともノスタルジックな気分にさせてくれる。
また、旅の記録をSNSに投稿し、イイネを稼ぐことも目的の一つ。どんなスポットを、どんな風に紹介するかで、もらえる反応の量が変わるので、一言一句にこだわりたくなってしまう。この辺りも、ある意味実写映像と同じぐらいリアルな感覚を味わうことができるだろう。
普段プレイするのが、アクションやRPGのようなゲームらしいゲームが中心、という人にこそおすすめしたい。ゲームという娯楽の奥深さを存分に感じることができるはずだ。